ADHDと「風の谷のナウシカ」
私はジブリ映画が好きですが、その中でも特に「風の谷のナウシカ」が大好きです。
この王女ナウシカ、とにかく抜けてるところが一切ない。「うっかり」が微塵もないのです。ADHD気味の私からすると、ひたすらそこが羨ましいという、一般的な感想からはちょっと離れた心境をもってこの映画を観ています。
特に冒頭に彼女のその特徴が凝縮されていると私は思っています。
場面は腐海の森の中、ナウシカは王蟲の抜け殻の目を手に入れます。このガラスみたいのがそれです。軽いけど嵩張って、これを持っていると素早く動きにくいです。これを彼女は、とりあえず1個、村に持って帰ることにしました。
その矢先にどこか遠くで銃声が。彼女は様子を見るために王蟲の目を地面に放り投げ、急いで木(?)に登って上の方から様子を見ます。
虫に襲われている人がいることを確認した彼女は、急いで木から降り、先ほど地面に放り投げた王蟲の目を忘れずに拾い、走って森から出て、森から出たところでまた先ほどの王蟲の目を地面に放り投げ、メーヴェに乗って、襲われている人の救出に向かいます。
無事、虫に襲われていた人の救出に成功した彼女は、先ほどの王蟲の目をまた拾いに戻りメーヴェに乗せて救出した人(ユパ様)の元へ。「これ、村までもっていってくださる?」とちゃっかりお願いする。
この、さほど長くない冒頭のシーンを見るたび、私だったら絶対、救出途中で王蟲の目の事なんか忘れ去って、ユパ様を助け終わった後に「あれ、私、王蟲の目をどこにやったっけ?」となること確実だわ・・・と思っています。
私みたいな思いを抱えつつナウシカを観てる人、他にいらっしゃいませんかね?
お仲間がいたら嬉しいです。
風の谷のナウシカ DVDはこちら
映像が大変綺麗だそうで、買おうかなぁ・・